ストーブチャンネル

一瀬さん (阿蘇郡南阿蘇村)

一瀬邸 写真 家を建てて4年という一瀬さん、最初の2年はお嬢さんが一人でお住まいだったそうですが、定年を機にやっと南阿蘇での3人揃っての暮らしが始まりました。“風の通りと採光をまず考えた”というお宅は、ペアガラスをいれた大きな窓やガラス扉がおうちの隅々にまで光を届け、さりげなく置かれたインテリアや小物に、ご夫婦それぞれのライフスタイルが伺えてとてもステキな佇まいです。お伺いした日は3月だというのに朝の気温は氷点下3℃まで下がりましたが、午後からはぽかぽか陽気、温かい日差しが入るリビングでペレットストーブについてお話を伺いました。

北九州のご出身だそうですが、この南阿蘇に住もうと思われたのはいつごろですか?

ペレットストーブ 写真 転勤の多い仕事でしたが、熊本勤務の頃に。週末に何度も訪れた南阿蘇はきれいな水もあって、風景もいい。良いところだなぁと気に入り土地を求めました。7年前のことです。阿蘇に家を建てるなら絶対ログハウスにしよう!暖炉にしよう!と決めていたのですが、4年前に、いざ家を建てようとしたら、妻と娘に「これから体力が落ちていくのに、外壁のメンテナンスは出来るの?自分の山を持たないのに薪はどうするの?すべて買うの?薪割りはいくつまで出来ると思うの?」と説得されて(笑)今のような建物に落ち着きました。

薪ストーブを断念した結果、ペレットストーブですね。出会いは何だったのでしょう。

Empress 写真 転勤先の倉敷で、たまたま出かけた建築メーカーの見本市のようなイベントで初めてペレットストーブというものを知りました。見た目は薪ストーブのようで、その上手間がかからないと分かり取扱店をお尋ねすると山口県熊毛郡にありました。まだ九州にはあまり無かったようです。「遠方だが…、」と駄目元で問合せると菊池市にも以前設置したことがあると言って快く引き受けてもらいました。選んだストーブは、カナダのEnviroというメーカーのEmpressで、ホーロー製のクラシカルなデザインと色が気に入っています。日本での販売店はTOYOTOMIです。

とても暖かいですお部屋ですが、暖房はこれだけですか?

そうです。冷え込みの厳しい日も十分ですし、ドアを開けて玄関フロアまで温めることもあります。私が寒がりなのか、ドアを閉めているとつい温めすぎてしまうようで、妻が部屋に入ってくると「暑すぎるわよ。」と言われるくらいです(笑)。夕方5時くらいに火を入れて就寝までの6~7時間程使います。夕食後にこの部屋で私がコーヒーを淹れて、それを飲みながら3人でビデオなどを観て過ごすのが日課になっています。

ペレットはどのように調達されていますか?

最初の2年はストーブを取り付けてもらった会社を通して岡山からホワイトペレットを取り寄せていました。運送費もかかるのでずいぶん割高でしたが、今は熊本県内でも手に入るので、ドライブがてら自分で10袋ずつ買いに行っています。1シーズンの目安が25袋と聞いていますが、今年の冬は寒さが厳しいので30袋くらい使うかもしれませんね。私は木工が趣味で、ペレット用に専用の篩(ふるい)を作りました。一度篩ってから、これもお手製の木箱に移してストーブの横に置いています。

メンテナンスはいかがですか?

実は今シーズン、最初に使おうとしたらスイッチが入らない、どうしたものかと直接TOYOTOMIに問い合わせたところ福岡支社の方がすぐに来られました。電気系統の故障で基盤を交換しました。どうやら夏の間に雷にやられていたようです。故障は残念でしたが、対応が早かったのが嬉しかったです。

奥様にも使い心地を伺うと、「薪ストーブだったら、私は手が出せなかったと思いますが、これならスイッチひとつで点けられるし、ペレットを入れるだけなので、私や娘でも楽に使えます。掃除も、ガラス面の内側をさっと拭くだけ、灰は2ヶ月くらいしたら一度捨てますが、それもほんの少しだけです。あのとき説得しておいて良かったなと思うんですよ。」と遠慮がちに話していただきました。

お部屋の隅にはご主人手作りのおもちゃのキッチンセットがありました。時々遊びにくるお孫さんのためのものだそうです。炎が揺れるストーブの横で、夢中で遊ぶお孫さんを見守る若いおじいちゃんおばあちゃんの様子が目に浮かぶ、とても温かい空間でした。

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