1月の終わり。白い衣をまとった阿蘇の山々を望みつつ、遠くまで広がる田畑の中にポツンと隠れ家のようにたたずむ『ひばりカフェ』にお邪魔しました。
このカフェは、ドイツのコンテストでなんと金賞を受賞した阿蘇の手作りハム『ひばり工房』の姉妹店です。木使いやインテリアのセンスひかる店内で、世界に誇る絶品ホットドッグをいただきながら店長の池田さんからお話を伺いました。
薪ストーブを入れたきっかけは、『ひばり工房』で燻製を作る時に、桜の木のチップを使ったりすることから、カフェオープンと同時に薪ストーブを設置したとか・・・・!?
いえ、実は、薪ストーブにそんなには興味がなかったんですよ。たまたまアウトドア雑誌を読んでいたときに、SCANのストーブを目にして“なんだ、この薪ストーブ、かっこいい!!!”と一目惚れして、すぐに薪ストーブ屋さんに探してもらったんですが、同じ型のストーブが生産中止になっていて。2ヶ月経ってやっと千葉県の薪ストーブ屋さんに在庫があることがわかり設置に至ったんですよ。まだ設置して4ヶ月ぐらいですかね。
衝撃的な出会いだったわけですね(笑)。確かに、このSCANの薪ストーブ、かっこいいですね。奇をてらうことなく、それでいて洗練されていて、存在感を感じさせるシガータイプですね。お客様からの評判はいかがですか?
上々です。このストーブは“みにくいあひるの子”という愛称がついているストーブなんですけど、お子様から“横から見たらキリンみたい”という感想をいただいたこともあります。
ストーブにお洒落な鍋をかけられていますが、お店で薪ストーブ料理を出されているんですか?
はい。今はまだお鍋しかないのですが、スープ料理をお客様にお出ししています。うちのソーセージを焼いてお出しすることも考えているのですが、やりたいことが色々あって。薪ストーブの灰を火鉢にためているんですが、灰を使ってどう遊びに使おうかと構想しているんです。
お店の玄関の薪棚の横にあった火鉢ですね。現在のインテリアから池田さんのイマジネーションにより、今後、どういった姿へ変化していくのか楽しみにしていますね。ところで、薪棚の薪は針葉樹ですよね。最初から針葉樹だけを使われているのですか?
はい、そうです。ストーブ屋さんに設置工事も依頼したんですが、このストーブと煙突の設計なら針葉樹がイイよと言われて、針葉樹だけで使ってきましたが、とても満足しています。煙突の中にもススが付いている感じもないですし。
針葉樹の薪は一日どのぐらい使用しますか?
日によっては燃える時間が変わりますが、平均して5、6本です。だいたい1時間に2本ずつ薪をくべます。朝の9時にお店を開けて火入れをして、だいたい11時には店内が暖まっています。
最後に薪ストーブの醍醐味とは何ですか。
火付けから、炎の動き、灰の掃除まで、何から何まで面白いです。薪ストーブはコスト的に高いから始めにくいというのがあるでしょうが、30年40年とお店を続けていくことを考えれば全然安い買い物だと思いますよ。
雑誌で紹介されることも多く福岡や長崎、九州圏外からもお客様が来られる人気の『ひばりカフェ』。九州薪・木質ペレット活用協議会主催のもと行う、薪ストーブユーザーの集い“暖談(だんだん)の会”でも『ひばりカフェ』さんを利用させていただくお約束をさせていただきました!『ひばりカフェ』で薪ストーブユーザーや薪ストーブに興味のある方にお会いできるのを楽しみにしています。
住所 | 869-2613 熊本県阿蘇市一の宮町中通640-1 |
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電話 | 0967-22-1894 |
営業 | 9:00~18:00 |
休み | 不定休 |
URL | http://hibariko-bo.com/ |